A feeling of a partner


プロローグ


    「なーハンサム様。」

「何ですか天国さん。」

「オレってば今日もフラれちゃったあ。」

「ふーん。」

「やーね気のない返事。」

「いつものこったろ。
 大体お前、素も出してねえくせに何が恋愛だ?」

「あらやだ、ハンサム様ってばロマンチストぉ。」

「やかましいリアリスト。」

「やあねえ、冷たいなあ。鬼ダチじゃん?」


「…いつお前と友達になったんだよ。」


沢松健吾の冷たい言葉に、猿野天国は小さく微笑んだ。

いつもそうだ。

中学の時から、努力しまくって2位だった沢松は、
何もせずに1位をとり続ける天国が疎ましくて妬ましくて大嫌いだった。
遊びまわって、生徒会長のくせに副会長の自分に仕事を押し付けて自分勝手で
どうしようもない。

だけど何やっても上手くて女にも男にも人気があって。

そんな天国が嫌いだった。

嫌いだって言っても、ただ笑う。


そんな天国が嫌いだった。




だけどなぜか一緒にいた。


なぜかそれを、許していた。



そんな自分すら沢松は嫌いだった。



                               To be Continued…


    こんにちは、お久しぶりの更新になってしまいました。S.青沢です。
    しかもプロローグってどういうんでしょうね…私。
    とりあえず今回は、「友達じゃないけど一緒にいる」という関係の沢松と天国から始めてみました。 
    久々に1対1のお話なんでちょっと気を入れて頑張ってみますね。
    …入れても無駄かもしれませんが…。

    河豚さま、大変遅くなったあげくこんな始まりで本当に申し訳ありません!!
    なんとか形に出来るようがんばりますね!!


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